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我々の進む道

「我々の進む道」を述べるには、過去から話さねば今と将来を語れない、そういう過去が明生会にはあります。そして、ただ単に振り返るのではなく、その歴史に学び本質を見極め将来に活かしていくことが大事だと考えています。
かつての明生会は、地域に於ける脳卒中への対応を軸に脳神経外科一本で歩んで来ました。
しかし、時代は変わっていきます。「脱皮できない蛇は死滅する」と言われます。一見華々しく見えた姿は、人口減少や保健予防活動や健康意識の向上、国の政策としての診療報酬改定、様々な影響を受け、大変な状況となっていたのが実態でした。
経営の相談を受けることが多くなって益々実感することなのですが、昨今の医療業界では明生会に限らずこのような事態は全国で見受けられる傾向であり、世界最高とは言われつつも仕組み自体に限界が来ているのが現在の日本の医療制度、診療報酬制度です。他業界でも論じられている後継者不足という別次元の課題が存在する昨今の情勢に於いては、そのような現状と更に厳しくなっていく将来を見据えた高遠な展望と具現化ということは、極めて重要な課題です。
たとえば、そもそもが患者さんの視点からは病気は無い方が良いし救急搬送も無い方が良いし手術はわざわざ受けたいものではないのに、一方では救急搬送件数や検査・手術件数が少ないと経営は厳しくなる。その上、たった一つの診察・検査・治療等であっても対象は生命・人生であり、医療の質・安全という観点から人・物、仕組み等の全ての準備が必要となる。
生々しい話ではありますが、医療現場ではなく経営現場から見れば、固定費比率が大きくなる現制度下の医業にはあっという間に資金繰り悪化による経営危機が訪れます。医療機関が破綻すればそこで行われていた医療は消滅し雇用も無くなる。医療は社会資源であり医療のない場所には住めないというのに、この仕組みはどうしたものか。
当然のことながら、最大の矛盾です。極言すると、これを解消しない限りこの国の将来はなく、この時代に生まれ育ち医療に携わっている我々にこそ、この命題が突きつけられているのです。
私が縁あって要請を受け、明生会を承継したのが平成27年7月でした。
承継後しばらくは組織の状況把握に努め、それから様々な紆余曲折を経て本格的な経営改革を断行3年間、その間の法人内は恰も戦国時代の様相でしたが、地域を越えた社会資源としての使命感と地域医療のための事業継続という大義を旗印に一筋に進んできました。
脳神経外科単科偏重からの脱却や経営危機の大きな一因であった組織文化の変容など、為さねばならない課題はまさしく山積でした。しかも何かを一つ変えようとする度に破綻の危機がチラつく財務状況であったため、最悪を覚悟してその都度手を打ちながら進まざるを得ませんでした。
収支改善は当然のことながら、人材採用、人材育成、組織改革、資金調達など、事業を取り巻く凡ゆる改革を同時進行で行ってきました。
常に断腸の思いと背水の陣の入り混じる心境が続きましたが、運命を共にする内外の熱い仲間の粉骨砕身と各関係者の方々からの厚い御支援を頂いたことにより新たなステージに立つことができたと感じています。
また、逆境にこそ真価が問われるものです。そして、その逆境がなければ成長・発展もなく、この改革の道程そのものが自他の発展のために役立てると考察しています。
いま感謝の思いと決意を持って将来への展望を描いています。

明生会は、過去を昇華させ新生・明生会となってきました。

名は体を表すといいます。「向き合うのは、あなたの人生」という理念から解釈し直すと、明生会の「明」は日と月すなわち太陽と月であり「生」は生命・人生となります。
「生」を太陽と月のように温かく明るく照らし育み守り続けていける存在であり続けられるよう志していきます。
今後、地域包括ケアシステムの中核を担える総合病院、総合診療所、及び看護介護福祉事業所等を有する事業群として、医療のみならず介護・福祉・保健や地元産業との連携を強化していきます。そして、グループとしての組織力も活かし、間口は広く、かつ、地域ニーズに応需特化した高度専門医療も提供出来る体制を構築し、地域社会に貢献していきます。

SAITO MEDICAL GROUP 代表
社会医療法人明生会 理事長
齋藤 浩記

SAITO MEDICAL GROUP


向き合うのは、あなたの人生

職員の想い

私が病院薬剤師になった理由は、カルテや検査値を読み解くことで
薬物治療の有効性・安全性を確保できるからです。
病院では医師、看護師やPT、OT等の異なる職種のスタッフとやり取りが
欠かせないこともあり勉強になる反面、難しさを
感じることもありますが、
すぐに患者さんの状態を確認したりできるため
大きなやりがいを感じられるところです。
これからも病院薬剤師として地域医療に貢献できるように頑張って
行きたいと思います。

放射線科では、診療・治療に必要な画像検査を担当しています。
皆様もご存じのレントゲンやCT、MRの撮影を。その他にも核医学検査
(脳血流、心筋 等)、血管撮影、骨密度測定 等を実施しています。
私たちは、患者様・利用者の皆様の幸せを思い、努めております。
常に医師の要望に対応できるよう
最新技術を習得し、信頼ある画像情報の提供を心掛け、
最近では検診(脳ドック、MR乳がん 等)にも力を入れ、
無症候性病変の早期発見に繋がるよう取り組んでいます。
画像の検査で分からないことがありましたら、お気軽に申し出ください。

私たちは医事課として、接遇業務と請求業務を主に行っております。
医事課は院内すべての部署と接するため、患者様が円滑な診療を
受けられるように情報共有のパイプ役となり、
病院と患者様の架け橋となれるよう努めています。
また、医事課職員は来院された方が最初に接する病院職員であり、
安心して来院いただけるよう、常に笑顔での対応を心掛けております。

私は管理栄養士として、食事面から患者様の健康を守る手助けを
したいという思いを持って、日々業務に励んでいます。食事とは、
生命を維持するために必要不可欠なものであり、毎日栄養バランス
の良い美味しい食事をとることが、病気の予防・治療に繋がると
考えています。そういった大切な役割を担う食事を毎日美味しく
入院患者様に届けること、また、外来患者様に対しても栄養指導を
通して健康を維持していただくことを目標に、今後もすべての
患者様に寄り添っていきたいと考えています。

私には、2歳になる息子がいます。
育児と仕事の両立は毎日大変ですが院内には、託児所も隣接しているため、
子供がいる私でも安心して看護師の仕事に専念できています。
職場内の人間関係もよく、
看護師と育児の両立ができ、充実した毎日を送れています。